こんにちは。

引き続きゼンディカーの夜明けのMagic Storyを読んでいます。

EPISODE 06
サイドストーリー第3話:リバールートの下に

https://mtg-jp.com/reading/ur/ZNR/0034397/

EPISODE 07
メインストーリー第4話:苛む歌と囁く警告

https://mtg-jp.com/reading/ur/ZNR/0034403/


サイドストーリーですが、今回は特別読みづらかったですね。
かなり描写がとっちらかっており、登場人物がいつの間にか別の場所にいたり、時間が知らない間に経過していたり、あまつさえ何が起こっているのかすらわかりません。
全体として「こういうことが起こったみたいだな」とはなんとなくわかるのですが、ちょっと気軽に読んでくださいとはオススメ出来ない文章でした。カッコつけて詩的に書こうとして全然内容が伝わってこないみたいな(翻訳ではなく、そもそもの地の文章が良くないのでしょうね)。
今までとあまり関係ない話でしたし。


さてメインストーリー4話です。
予想通り登場したニッサとジェイスが、ナヒリを追ってたどり着いた先の遺跡でいよいよ彼女と対峙していきます。
今回はジェイス視点が多かったのですが、改めて、ジェイスのコミュ障っぽさが見て取れるストーリー展開でした。

というのも、ジェイスは自分の興味本位で立場(誰の味方をするのか、自分の意見がどうなのか)をコロコロ変えてしまうんですよ。そりゃニッサも怒るわという優柔不断さを感じてしまったというのが正直な感想です。しかもその変遷を相手に説明しないので誤解されてしまう。
また、討論ではものすごく弱くてすぐに説得されてしまいそうなタイプですね。
ジェイスは精神魔道士なので、相手の思考が読めます。
ということは、相手が想像している一番ハッピーな状態の映像を直で受け取ってしまうんですよ。そうすると、「なるほど、それも悪くないかも知れないな」となってしまう。一番説得力がある「相手のアイデア」に触れられるがために、すぐ納得してしまうのです。お前そんなんじゃギデオンに怒られるぞお前!もっと自分をしっかり持てよ!!!

追記:通常の思考でいくとそうだけど、精神魔道士としては正しいのではないか?と思い始めました。普通の人は相手の説明を納得いくまで聞いて、疑問点を解決してから受け入れますが、精神魔道士はそのやりとりをすっ飛ばせるので自分がいいなと思ったらすぐ考えを変えるのは効率的だしおかしくはない?ただ、そういう”普通”との違いがあるために周囲の人誤解を生みやすいのだとしたら、やっぱりニッサみたいな人と話すときはそこを説明しておかないといけないのかなと思いました。そういう「精神魔道士の教え」みたいなものは存在しなかったのだろうか。どうなんですかね、アルハマレットさん?


というわけで、今回は個人的にはかなりジェイスには失望する回でした。
ニッサが裏切られたと感じてしまうのも無理はないので同情します。

内容としては辛らつな評価になってしまったメインストーリーですが、文章の読みやすさは抜群でした。先のサイドストーリーの読みづらさを受けて余計にそう思いますw


今まではキレやすいナヒリさんをいじってしまう流れでしたが、今回は私が半ギレしてしまう結果となりましたwこうなってくるとニッサもなりふり構ってられないので手段を選ばない凶悪さだし、ジェイスは軟弱だしで、誰に感情移入して読み進めていけばいいのかなかなか悩ましい問題です。ナヒリは論外。

これ、ちゃんと物語の収拾つくのかい?

コメント

紅武者
2020年10月21日18:37

私も読んだ後いろいろと整理が付きづらく、
ジェイスには失望したので、
文書化していただいて納得できる箇所が多々ありましたね。
ありがたい記事です。

ジェイスがコロッとナヒリになびくわけですが、
精神術士であればそういう考えにいたるかと思うと深いですね。

キャラクター的には馴染みがあるのに、
誰を応援したらいいかわからないストーリー。。
わざとなのか、あえてなのか。。

ひやむぎ
2020年10月22日9:30

>紅武者さん
同じようなことを感じてらっしゃる方がいて安堵しました!笑
あまりストーリーについて語り合う機会って無いですもんね…
誰を応援したらいいかはまさにそれで、やっぱり感情移入出来るキャラクターがいてこそ頑張って欲しい!負けないで!と物語にのめりこみやすくなるので、今の展開はどうしても一歩引いて見てしまいますね。
もうちょっとキャラクター性を大事にしてほしい部分もありますね。

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