【祝】すべての人類を破壊する。それらは再生できない。一巻【単行本発売】
こんにちは。

月刊少年エースで連載中のMTG青春グラフィティ漫画『すべての人類を破壊する。それらは再生できない。』通称「すべそれ」単行本一巻がついに発売となりました!!!めでたい!!

当日記(あれ、ここの種別ってなんだ…?日記?ブログ?)でもたびたび取り上げていますが、あらためて紹介すると「すべそれ」は1990年代を舞台にしたMTG漫画で、主人公はその時代を謳歌しているオタク高校生のはじめくん。
昔から犬猿の仲だった才色兼備の女子高生・沢渡さんと、実は共通の趣味だったマジックザギャザリングで勝負したことをきっかけに、二人の仲は近づいていきます。今回は二人の初勝負~ケンカの回まで4話を収録。

果たして1999年、アンゴルモアの大王は訪れるのか?人類はどこからきてどこへ行くのか?宇宙の果てはどうなっているのか?謎は深まるばかりです。(テキトー言ってんな)

個人的見所は、マジックの場面といつもの日常の場面でメリハリが効いていること。しっかり青春してますし、デュエルのときはキチンと盛り上げてくれますね。そして何より、主人公はじめくんの性格がスカッとするんだコレが。オタク気質で自惚れもあるけれど、年頃の少年らしい素直さとサッパリした男気、見ていて好感度がどんどん高くなっていきますね。

多分普通のプレイヤーだと、「昔の環境のことなんて知らないよ」というのが普通の感覚だと思いますが、心配するなかれ。これは「昔の環境の話」であると同時に「今の私たちの話」でもあるのです。確かに、出てくるカードは昔のカードばかり、当時も遊んでいた人にとっては懐かしいもはや歴史ものでしょうが今の人にはわからないこともあるでしょう。

だからこそ、と思うのです。

だからこそ、「もし、今自分がその環境に放り込まれたらどう考えるか?」「いま”常識”となっていることが当時いかに捉えられていたか?」そして「昔のデッキアーキタイプを知ることが今の環境のヒントとならないか?」などなど、膨らませようとすればたくさんのアイデアが詰まっているのです。たぶん。

なにより、「MTG漫画!カード漫画!」と一生懸命捉えなくても、ひとつの漫画として、読んでみてファンになったら面白かった、そういうのでもいいと思うわけです。

とにかく、アリーナきっかけにカードに触れた人、友達とカジュアルで遊んでいる人もガッツリプレイしている人も、生活に新しいカードの彩りを添えるにはこんなアプローチもいいんじゃないかと思いますね。

スタン環境を追っかけなくちゃいけないようなイマドキ漫画と違って、独自の時間が流れていますしね。

「すべそれ」、マジックに興味のある人は是非手に取っていただきたいです。
モダンホライゾンで再録の《悪魔の布告》プロモも付いてきますよ。

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