試される倫理観：追記あり

こんにちは。

いろいろと気になる話題がありますね。
今回はふたつについて書こうと思います。

１、インフルエンザで参加の記事を堂々と※現在は訂正されています
晴れる屋さんで掲載された記事で、Arne Huschenbeth氏が書いたものを読んでいてギョギョッとしました。
挫折の末に得られたもの
https://article.hareruyamtg.com/article/19742/
彼は、プロツアー『イクサランの相克』時インフルエンザに罹ってしまったものの、悪い体調を押して参加し、それなりの成績を上げたことを堂々と書いています。
どうなんだコレ…
と思ってしまったのは、現代日本の狭い視野から見た結果なのでしょうか。
一般的にインフルエンザは非常に感染率が高く、熱が下がってからも一週間は周囲への感染に気を使わなければならないと言われています。
それなのに、大会会場という密閉された空間に大人数が集まるイベントに参加したというのは…半ば犯罪的でもあります。海外ではどう思われているのかはわかりません。
確かに、プロにとってプロツアー参加というのがいかに大事かもわかります。ですが…うーん。仮に、日本人プロが同様の事態に直面したときはどうするのでしょうか。とりあえず、こういうときは記事には「体調が悪かった」程度に書くのを留めておけば、読む側もモヤモヤせずに済んだのかも知れませんがｗ

２、ＭＴＧアリーナ、ネクサスで時間を稼いだアカウントをＢＡＮ
ターボネクサスが、勝ち目は無いが負けたくないがために延々とネクサスを撃ち続け、なんと２時間試合を引き延ばした末に、その配信を見ていたアリーナの関係者に直接ＢＡＮされたという話が話題になっています。
一番の問題はネクサスというカードそれ自体を刷ったことだと思いますが、こうした事態にシステムが対応していないアリーナの構造も問題であります。何より、「関係者の目にたまたま留まったからＢＡＮされた」というのはゲームとしては最悪の対応で、運によってＢＡＮされるというのはたまったものではありません。ダメならダメって最初から決めてくれー！
私自身、相手に勝ち手段がないのにテフェリーがぐるぐる戻っては出てきて、数十分後ライブラリーアウトでこちらが負けたときは半ギレしましたが、残念ながら負けは負け。それに対し、今回の件は勝ちもしないし負けもしない、遅延行為とも取れます。実際にリアルで同様の事態に陥ったらジャッジがどう判断するのかわかりませんが、デジタルゲームである以上ジャッジの柔軟な対応は出来ないわけで、こればかりはシステム上で解決する仕組みを作るしかありません。
なんとかしてください。あとネクサスは禁止してください（願望）

---------------------------------------------------------------------
追記：
twitterの晴れる屋メディアさんで、記事に関する訂正がありました。
https://twitter.com/hareruya_Media/status/1091282685241114624

晴れる屋メディア　@hareruya_Media
【お知らせ】1月30日に掲載されました「挫折の末に得られたもの」におきまして、不適切な表現がありましたことをお詫びいたします。経緯の説明と今後の改善策につきましてはこちらをご覧ください。→http://www.hareruyamtg.com/pdf/20190201.pdf

「インフルエンザ」と書いた部分は誤訳で、正確には「重い風邪」だったそうですが、どちらにしてもそういう状態で参加するのはプロとしての自覚に欠ける、という謝罪でした。
お、おう…誤訳だったのなら良かったです。私が記事を書いたことだけじゃなくて、他にも「ヤバいんじゃないの？」という声があったことからの謝罪だと信じたいですが、「（自分の記事を振り返って）これがモンスタークレーマーか…」と思いました（反省）。
いや、わからない。「おおらかな時代だったらこんなことはいちいち書かない。時代が息苦しくなった」と言われてしまうのでしょうか？でもよく考えると、私が何のために記事を書いたかということですね。「インフルで大会に出るな！謝罪しろ！」というわけじゃなく、「オイオイオイ…（そういうのを堂々と書くのは）やべえよやべえよ…」という感じで書いたということだけは釈明しておきます。（弁解）