こんにちは。

twitterでセイカー@16_geso さんがこんな問題を出されていました。
https://twitter.com/16_geso/status/965577729738338304

mtgルールクイズ
手順を省略せずに《稲妻》を《灰色熊》を対象にプレイする場合、正しい手順はどれでしょう。
*選択肢内の言葉の内容
公開=手札から《稲妻》を公開する
支払い=《山》から《稲妻》のコストRを支払う
対象=《灰色熊》を対象にすることを宣言
スタック=《稲妻》をスタックに置く

(選択肢)
①公開→対象→スタック→支払い
②公開→スタック→支払い→対象
③公開→スタック→対象→支払い
④公開→支払い→対象→スタック



アンケートは2072票のうち62%が④に投票されていました。
皆さんはわかりましたか?
ちなみに私も④に入れました。







正解は…







③公開→スタック→対象→支払い


その後のリプライでセイカーさんが解説されていますが、私もなるほどと思った上で、マジック総合ルールで調べてみました。以下はマジック総合ルール(和訳 20180119.0 版)の601.呪文を唱えることからの抜粋です。
http://mtg-jp.com/rules/docs/JPN_CR.html#r601


601.2. 呪文を唱えるとは、やがて解決されてその効果が発生するよう、それを現在ある場所(通常は手札)から取り、スタックに積み、コストを支払うことである。呪文を唱える、という中には、その呪文を示す(rule 601.2a-d)ことと、コストの決定と支払い(rule 601.2f-h)が含まれる。
(中略)
601.2a 呪文を唱えることを示す場合、プレイヤーはまずそのカード(あるいはそのカードのコピー)を元の領域からスタックへと動かす。それはスタックの一番上にあるオブジェクトとなる。
(略)
601.2b 呪文がモードを持つ場合、(略)その呪文が、唱える間に支払う可変のコスト(マナ・コストに含まれる{X}など。rule 107.3 参照)を持つ場合、プレイヤーはその値を宣言する。
(略)
601.2c プレイヤーは、その呪文の求める対象それぞれについて、適正なプレイヤー、オブジェクト、領域を選んで宣言する。
(略)
601.2e ゲームはその示された呪文が適正に唱えられるかどうかを見る。示された呪文が不正だった場合、ゲームはその呪文を唱えることが示される直前の瞬間に戻る(rule 720〔不正な処理の扱い〕参照)。
601.2f プレイヤーはその呪文の総コストを決定する。(略)



すごい雑に抜粋してしまいましたが、内容を読んでいると納得させられる部分はありますね。最初に土地をタップしてマナを出してから唱える、という行動が身についている方もいらっしゃると思いますが、これはルール上そのフェイズ中ならマナプールのマナが残っているから不適正ではないだけで、先に呪文を公開することで、Xマナや混成マナ、ファイレクシアマナの支払いを決め、最終的に支払いを行うのですね。
そのためには、例えば『対象にX点』というときに何点にするか?を決めておかなければいけないため、支払いより先に対象を決める必要がある
そして何よりも、呪文はまず真っ先にスタックに置かれる

これらのことから、
公開→スタック→対象→支払い
という流れになる、という理解で良さそうです。


今回、ルールを調べるにあたってまず基本ルールブックを読んだのですが、
今回のような厳密な記述はありませんでした。
基本ルールブック
http://mtg-jp.com/start/pdf/JP_MTGM14_Rulebook_Web.pdf

対してマジック総合ルールは詳細すぎて、最初に目を通すというよりは、その場その場の必要に応じて辞書のように調べる、という読み方をするもののようです。
ちょこちょこ参照すると面白いかも。
マジック総合ルール(和訳 20180119.0 版)
http://mtg-jp.com/rules/docs/JPN_CR.html

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