ボードゲームとしてのマジックザギャザリング
11月24日発売のイクサランの多人数戦特殊セット、
『Explorers of Ixalan』が紹介されています。

https://www.youtube.com/watch?time_continue=1&v=tYN2ivmuFLI

個人的には、カードゲームとしてのマジックザギャザリングに
ボードゲーム要素を加えた商品として、結構期待しています。

というのも、そもそもマジックザギャザリング(以下MTG)の開発に際し、
リチャード・ガーフィールドは自作のゲームを出版社に持ち込みしていたようです。
ですがまだ規模の大きくなかったウィザーズ社では販売まで漕ぎつけず、
数か月の後、『コズミック・エンカウンター』というボードゲームに着想を得た
マジックザギャザリングの草案を提出したということです。

つまり、当時まだトレーディングカードゲーム(以下TCG)というジャンルがなかった時代、MTGはボードゲームの延長として考えられていたということです。


近年、TCGというジャンルは一般にも広く浸透していますが、
一方で全くカードゲームに興味がない人(例えば女性プレイヤーのような)には
時に、抵抗感すら覚えさせてしまうようになりました。

これはなぜなのでしょうか。

一方、ボードゲームについて考えてみますと、カードゲームや
対戦に興味のないような子供、女性も気軽に参加しているように見えます。

これは、マジックザギャザリングというカードゲームの競技性、
無限の拡張性が、逆に初心者には難しい問題として立ちはだかり、
参入の障害になっているように思います。

一方で、例えば百人一首もひとつの対戦型カードゲームと言えますが、
こちらには女性もたくさんいますし、昨今のスマホゲームに課金する男女層を鑑みても、女性が特別カードゲームにお金をかけることに価値を見出さないとは思いません。
ここらへんに女性プレイヤー参入の糸口があるように思っていますが、
それはまた別の話。

ともあれ、用意された札の中で複数人でワイワイ楽しむボードゲームと、
無数の種類の中から自分のデッキをくみ上げ一対一を楽しむカードゲーム、
これらの間の架け橋になってくれるのが『Explorers of Ixalan』のような
特殊セットなのではないかと思っています。

ただひとつ問題なのは、英語版のみの販売ということですね。
まあ、私の場合はそういった初心者層を取り込みたいという野望ではなく、
仲間内でそれこそワイワイやりたいので構わないのですが、
個人的にはカードは日本語で集める趣味なので、目的は封入カードではなく
ゲームタイルやカウンターピースということになりますが。

余談ですが、イクサランが気に入っている理由のひとつとして、宝物トークンが挙げられます。
実にボードゲーム感があって楽しいなあ。

コメント

黒単番長
黒単番長
2017年10月15日12:59

コンポネートがリッチだとワクワク感ありますよね。
(首の落ちるハイドラとかミノタウロスフィギュアの大群etc)
新規向けにダイス要素の多いカードセットを使用したり
経験者はリミテ後に「これやる?」遊べたら楽しいと思いました。

ひやむぎ
2017年10月17日11:06

ありますあります!
ボードゲームのいいところはそこでもありますが、
一方でそういう一式を揃えないと遊べないという点は、
カードさえあれば遊べるカードゲームに対して一長一短ですね。
ともあれ、普段と一味違ったマジック体験を出来るのはとても楽しみです。

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